ワシは如何にしてベイスターズファンとなりしか

ファンになった理由だけを書くわけではないのです。ベイスターズの観戦記を中心に、気ままに書いていきます。

【観戦記】2019年11月17日(日)日本 vs 韓国 <東京ドーム>

プレミア12の決勝、日本は山田哲人の逆転ホームランで見事勝利、プレミア12優勝、世界一を達成した! 満員の東京ドームでの大声援はすごかった。

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試合開始前のセレモニー

満員の東京ドーム、いよいよ決勝だ

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ヤスアキのJAPANユニを着たおじいちゃん

昼に行われた3位決定戦のメキシコvsアメリカ戦を見た後、一度退場してからの再入場だ。外をブラブラしてたが、寒いし、何しろワクワクして待ちきれなくて、結局5時過ぎには再入場してしまった。

さすがに満員だ。JAPANのユニフォーム以外にも、各球団のユニが見られる。多いのはカープかなぁ。赤だから目立つのかな。あとパリーグ球団も多い。
背番号19のヤスアキユニフォームの人は、結構いた。もちろんベイスターズのユニフォームの人もいる。
さてスタメン発表で盛り上がって、いよいよ試合開始だ。

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スタメン発表で盛り上がる

先発山口、いきなり3失点

先発は山口だ。プレミア12では、どうも良くなく、ネット上でも不安視する声が多かった。だけど、やっぱり今シーズン、ジャイアンツ優勝の立役者なんだから。
と思ってみていたら、なんだかストライクが入らない。そしてフォアボールの後、2ランを浴びて0-2と先制される。
まだ1回で、しかもノーアウトだよ。
だけど何とか2アウト取って、よし、立ち直ったかいけるか、と思っていたら、ソロホームランを浴びて0-3となってしまった。
ワシは、思わず頭を抱えてしまったよ。プレッシャーもかかっているんだろうけどさ…。
まあしかし、このプレッシャーのかかる決勝戦の先発を、他の誰に任せるの?他の誰なら大丈夫なの?と考えると、やっぱり山口な気がする。

日本の追い上げ、そして山田哲人の一発!

さてその裏、坂本がフォアボールで出塁する。丸が倒れて、鈴木誠也がタイムリー!1-3となった。
これは大きい!ここですぐ1点を返せたのは大きい!
しかし、誠也、何者だ。この大会中、凄すぎないか?何食べてんだ?ほとんど打率5割じゃないか。

2回から日本は高橋が登板した。山口は1回3失点で降板したわけだが、だけどホント、重圧のかかる一番手、お疲れ様だよ。
サブマリン高橋が無難に2回の韓国を抑える。

そしてその裏、2アウトを取られてから會澤の四球と菊池の内野安打で1,2塁、ここで山田哲人だ。
満員の東京ドーム、「やま~だてっとぉ」コールが響き渡り、そしてなんと、逆転3ラン、4-3だ!

田口、中川のジャイアンツ継投!

高橋は2回3回と投げて、さて4回からはだれ?と思ったら田口!

いやこれ、ワシは稲葉監督、なかなか凄いと思った。これまで田口は、それほど登板機会がなかった。ワシからすると、シーズン中の活躍を見ていて、田口をもっと使えばいいのに、稲葉監督、あんまり信用してないのかな、とか思ってた。
ところが違ってたのだ。ワシが思うに、つまり温存してたってこと?!

その田口が4回5回と投げて、6回は?と思ったら中川だ!
そうか、ジャイアンツのピッチャー、田口と中川をこの東京ドームのマウンドで使ってくるなんて、いいぞいいぞ。

中川もしっかり抑えて、7回からは勝ちパターンの甲斐野が登場だ。もちろん甲斐野、3人で抑える。

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甲斐野登場!さあ勝ちパターンだ!

ドームが揺れた、ヤスアキジャンプ

しかし、点差は相変わらず1点だ。信用してないわけじゃないけど、1点差でヤスアキはいやだなぁ。いやね、信用してないんじゃない、親心っていうのかな、心配なんだよ。

そしたら7回の裏、澤村のタイムリーで5-3と待望の追加点をとった。
8回は山本がしっかり抑えて、さあ、9回のヤスアキジャンプだ。 

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ヤスアキジャンプ!

ワシは外野に近い内野席の上の方にいたのだが、いや、スタンドが揺れる揺れる。
ハマスタのヤスアキジャンプは、もう慣れっこになっているベイスターズファンだからか、そんなに飛び跳ねる人ばかりではない。タオルを掲げて上下に揺れてる感じの人も結構いるのだ。
だけど今日は、他チームのファンもいて、つまり皆しっかりジャンプするのだ。多分のそのせいもあるのだろう、怖いくらいにスタンドが揺れた。

そのヤスアキ、このプレミア12では絶好、今日も最後はしっかり三振に切って取って試合終了、日本優勝だ!

気持ちいいねぇ~。やっぱり優勝だよ、優勝!
来年こそは、ペナントレースでも優勝を味わいたいな。

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日本、優勝!

 

【観戦記】2019年11月17日(日)メキシコ vs アメリカ<東京ドーム>

プレミア12の3位決定戦。日本でもプレーした、クラーク、ナバーロの活躍で、メキシコが勝利した。この試合で2020年東京五輪の出場も決めて、メキシコチーム、もう大喜びだった。

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3位決定戦は投手戦

この日は夜19:00から決勝の日韓戦がある。でも、この日のチケットは3位決定戦も観戦できる通しチケットだ。だからワシは、12:00からの3位決定戦、メキシコvsアメリカ戦も観戦した。といっても東京ドームに着いた時には3回が終了、アメリカが1-0と勝っていた。観客は少ないが、もっと空いてるかと思った。割と観戦している人がいる。

試合は投手戦、0点が続く。やっぱり決勝や3位決定戦になると、投手戦になりがちだね。

ワシは途中席を立って、まだ空いている侍JAPANグッズ売り場を見にいった。
ヤスアキのタオルがあったら買っちゃおうかな~と思っていったら、売り切れみたいで売ってなかった。先週のZOZOマリンではあったと思うのに。やっぱり先週買っておけばよかったかな…。

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この時間のグッズ売り場は空いてる

メキシコ、元中日のクラークが活躍!

試合は6回裏、中日にもいたことがあるクラークのヒットでメキシコが1-1の同点にする。しかし、そのすぐ後の7回表にアメリカも得点、2-1と再びリードする。
もう決まったか、と思った9回の裏、クラークが打席に入る。外野から一人「レッツゴー、クラーク―」と声援を送り続けていた人がいて、それに合わせて自然と手拍子が湧き上がる。
するとクラーク、何と同点のホームラン! 応援のパワーかな。

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クラーク、9回裏に同点ホームラン!

延長はタイブレークだ。ワシは初めて見るタイブレーク、これピッチャーにとっては、カンベンして欲しいだろうなぁ。ノーアウト1,2塁からの開始だから、もう失点は仕方ないと覚悟してても、ピッチャーとしては点を取られるのはイヤだろうし。

延長10回、ナバーロのサヨナラヒット!

10回表のアメリカの攻撃、バントも決めて満塁にまで攻めたが、無得点に終わった。

そしてその裏メキシコの攻撃は、1アウト満塁となり、今シーズン阪神でプレイしていたナバーロが打席に入った。この試合、ナバーロが出るたびに声援が飛んでいたが、ここまではいいとこなしだった。
しかし、ここでついに大仕事! サヨナラヒット、3-2でメキシコが勝利した!
セカンドベース付近に駆け寄るメキシコチームメンバー、水をびしゃびしゃかけてる姿が遠くからも見えた。

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ナバーロ、サヨナラヒット!

チケットを確認する球場スタッフも試合終了時にはいなかったので、ワシはバックネット近くに移動して、メキシコチームの歓喜の様子を眺めた。
メキシコチーム、もうえらい喜びようで、「TOKYO2020, HERE WE COME!」のメッセージボードの前で記念撮影をするメキシコチームを見たら、何だか妙に感動してしまった。

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来年、東京でお待ちしてます!

さて、19:00の試合開始まではまだまだなので、いったん再入場口から退場して、外に出よう。
と思ったら、手にスタンプを押してもらうために長蛇の列ができていた。観客は少ないとはいえ、数千人はいたはずなんだから、再入場口が一か所って、ちょっと運営サイドも反省してよね。

【観戦記】2019年11月11日(月)日本vsオーストラリア <ZOZOマリンスタジアム>

プレミア12を見に行った。寒い寒いZOZOマリンのナイターだったが、周東の素晴らしい走塁あり、我らがヤスアキの見事な投球ありでの勝利だった。

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まずメキシコー台湾戦を観戦

初めてのZOZOマリンスタジアムでプレミア12を観戦した。
ワシは月曜休みだから、昼間の試合、メキシコvs台湾も観戦した。お客さんも少なくて、外野自由席で観戦したんだけど、ボールがキャッチャーミットに収まる音がよく聞こえたよ。
台湾を応援する人たちは内外野に固まっていて、拡声器と太鼓、トランペットで頑張って応援してた。
ワシも同じアジア人として、なんとなく台湾を応援してたんだけど、試合は2-0でメキシコが勝った。

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レフトスタンドの台湾応援席

さて、ワシは今日は球場近くのホテルに泊まりだ。19:00試合開始で、神奈川のはずれにある家まで帰るのは大変だからね。明日はホテルから職場へいくつもり。
台湾、メキシコ戦を見たら、ホテルにチェックインした。ホテルには台湾を応援する人が結構いた。台湾からきたのかな。すごいな。

ZOZOマリン、寒いけど頑張って応援

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ホテルで待機していたら、夕方、雨が降った。でもすぐにやんで、ワシは再び球場へ向かった。
海浜幕張駅方面から、人が集まってくる。夜になるとZOZOマリンはライトアップがきれいだ。だけど、ハマスタと違い、周囲はほとんど何もない荒涼とした感じで、その中でライトアップされて浮かび上がるZOZOマリンは、何とも言えない怪しい雰囲気でもあった。

ワシはライト外野席からの観戦だ。
ライト外野席や1塁側内野は、そこそこ埋まっているけれど、3塁側、レフト側は空席ばかり。ちょっと寂しいな。
初めてくるZOZOマリン、結構東京駅からも時間がかかった。都心から遠いし、平日19:00のスタートで終わるのも遅そうだし、そして寒いし、みんなやっぱり家でのテレビ観戦を選ぶよな。

応援を仕切っているは応援団。なんでも各球団の応援団有志が集まっているらしい。頭が下がります。
応援が始まると立つことを促された。あ、やっぱり立つんだ。ワシ、年だから座っていたかったけど、まあいいか、寒いし立って少しでも体を動かしたほうがいいか。

先発山口で試合開始

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こんな小旗を配ってた

試合はジャイアンツの山口が先発だ。
どうもプレミア12に入ってからピリッとしない。山口だけじゃなく坂本も丸も、あんなにシーズン中はワシらをイジメてくれたのに…。

と思ったら、1回はあっさり3者凡退に抑えた。
しかし、その裏の日本の攻撃も、あっさり終わってしまった。
2回も何事もなくあっさり終わったが、3回、山口が打たれて1失点、0-1となってしまった。山口、良さそうなんだけどなぁ。

まあ、しかし寒い。だけどビールの売り子さんはいつものコスチュームで頑張ってる。
寒いから、ホットコーヒーやらウイスキーのお湯割りなんかも売っている。ハッピみたいなのをきて日本酒も売りにきた。日本酒の売り子さんは初めて見たけど、ZOZOマリンにはいつもいるのかな。

色んな選手の応援歌を楽しむ

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応援は各選手の応援歌を歌う。結構みんな歌ってて、よく知ってるな~と感心した。ワシなんかベイスターズの選手応援歌以外だと、ほとんど分からない。タイガースファンだった時代の名残で、タイガースの選手なら少しは分かるが、今回の侍ジャパンには、阪神の選手は選ばれなかったのだ。

でも、各球団の応援の雰囲気が、ちょこっとでも体験できて楽しい。一度やってみたかった、カープの応援、あの立ったり座ったりもできた!いや、楽しいねこれ、カープファンが燃え上がる気持ちが分かる気がする。

試合は4回にも1点を失い0-2
しかしその裏、鈴木誠也がホームランで1-2。凄すぎる、誠也、3試合連続ホームランだよ。
日本は5回から継投に入り、田口、岸とつなぐ。
そして7回裏、吉田がヒット、代走の周東が、2盗3盗を決め、最後は2アウトなのに源田がセーフティースクイズを決めて2-2、同点とした。
いや、カッコいいね、ピッチャーのタッチを交わして本塁に滑り込んだ周東、すばらしい!

ヤスアキ登場!

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リリーフカーに乗り込んだヤスアキ!

8回の裏、近藤の2塁打からフォアボール連発で押し出し、3-2と勝ち越した。
ワシはここですぐに席を立って再入場口から外へ出た。
なぜか。
さっきタバコを吸いに出た時に、リリーフカーが出発するところを見たのだ。そこにいけばヤスアキが出てくる姿が見れるはずだ。
急いで駆け付けたら、そこにいたのはワシ一人だった。

8回の攻撃が終わり9回表、ヤスアキが出てきて、リリーフカーに乗り込んだ
ワシは思わずヤスアキの背中に向かって「ヤスアキ―、頑張れー!」と声をかけた。果たして、ワシの声は届いただろうか。

そんなことしてたから、ワシはスタンドでヤスアキジャンプができなかった。だけど、リリーフカーのヤスアキを見送った満足感はでかい。

ワシは急いでスタンドに戻ったら、もうあっという間に、ヤスアキ、サクサク抑えて試合終了!ワシの声が届いたんだな、きっと。

そんな感じで、とても寒いZOZOマリンだったけど、試合はとても気持ちがいい勝利で終えることができた。
さーて、ホテル帰って寝よ。

【観戦記】2019年11月4日(月)早稲田vs慶応<神宮球場>

昨日、早稲田が勝って1勝1敗となった3戦目。早稲田が劇的サヨナラで、慶応の完全優勝を阻止した。

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素晴らしい青空の元

秋空の下での野球!

昨日も早慶戦を見に行ったのだが、今日は見に来るつもりはなかったのだ。家でやらなきゃいけないことも溜まってたし。
だけど朝起きたら、とてもいい天気で、こんな秋晴れの日には野球が見たいって思ったら、もう行きたくなっちゃったんだな。

祝日とはいえ、昨日の早稲田の勝利で急遽決まった3戦目だから、込んでないだろうと思って、試合開始30分前くらいに球場に着いた。
スタンドは、まだまだ空きがあった。ワシはまた1塁側、早稲田サイドの1F内野席に席を確保して、ちょっと2階席の様子も見に行ったりした。2階席はさらに空いていた。この2階席、なんだかノートにせっせと書き込みをしているおじさんたちが何人もいる。野球好きの熱心なファンかな、と思ったんだけど、違うのかな。スカウト関係とかなの?
それにしても、素晴らしい青空!やっぱり青空の下での野球は最高だ!

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試合開始直前の2階席から

早稲田のエラー連発で慶応リード

さて試合だ。
1回表、慶応が1点先制すると、その裏すぐに早稲田が2-1と逆転する。
ところが2回の表には、早稲田がエラーを連発して、慶応に3-2と再逆転されてしまった。う~ん、学生だからなぁ…。まあしかし、プロでもエラーはするしな。

点の取り合いになるかな、と思ったら3回以降は無得点が続く。
ワシは、なにか食べようかと、途中席をはずした。ところが今日は、しまっている店が多い。特に1塁側はほとんどしまっている。どちらかが2回先勝すれば3戦目は行われないのだから、店側も3戦目開催時には開けないことも多いのだろう。
しかし、3塁側に回ると、営業している店は多かった。なぜだ?たまたまなのかな。
ネットで評判を見たことがある「水明亭」も開いていた。だけど今日は麺類の気分じゃなかったから、カレーを食べた。

早稲田、サヨナラで決める

試合は両チーム無得点が続いたが、6回裏、早稲田の岩本がソロホームランを打って3-3の同点!
ワシは最近、大学野球を見始めたばかりで、これが4試合目だが、初めてホームランを見た。
神宮はホームランが出る球場というイメージがあったが、それはプロの世界であって、大学生にとってはホームランを打つのは、やっぱり大変なのかな。改めてプロのすごさを感じた。
だけど、やっぱりホームランは気持ちがいい。「いったーっ!」て盛り上がるよね。

試合は3-3で迎えた9回の裏、早稲田の攻撃。ランナー2、3塁で金子のサヨナラヒットが生まれて、早稲田の勝利となった。

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早稲田サヨナラ!選手も客席も大喜び

試合後は、両校の校歌斉唱とお互いのエール交換が行われた。
これで早稲田は勝ち点をもぎ取り、慶応の完全優勝を阻止したわけだ。早慶はやはり好敵手ってことだな。 

 

 

【観戦記】2019年11月3日(日)早稲田vs慶応 <神宮球場>

早慶戦に行ってきた。2週間前に六大学野球を初観戦、今回は伝統の早慶戦を初観戦した。結果、全勝街道をつっぱしる慶応を、早稲田がストップさせた。

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試合開始まで2時間なのに、にぎわう球場外

初めての早慶戦、2時間前に球場着

前日の2日に慶応が勝利して、秋季リーグの優勝を決めた。昨日、早稲田が勝っていれば、慶応の優勝決定の瞬間が見れるかな、と思ったけれども、昨日で決まってしまった。
早慶戦はお客さんがいっぱい入ると聞いてはいた。だけど、昨日優勝が決まっちゃたし、どうなんだろう。混むのかな。
満席ってことはさすがにないだろうけれど、できるだけいい席で見たいから、早めに家を出ることにした。

13時試合開始で、10:40くらいには外苑前駅に着いた。球場に近づくと、路上で学生さんが、「慶応スポーツ」や「早稲田スポーツ」を売っている。一部100円だ。興味があったが、ワシ、ちょっと金欠なんでパスした。
なんか配布物を配っている人が球場に着く前に何人もいた。ワシは荷物になるからもらわなかったが、さすが早慶戦、ちょっとしたお祭り気分で楽しい。

全勝の慶応に早稲田は一矢報いるか

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試合開始2時間前、2階席からの眺め

球場に着くと、スタジアム周辺にはやはり人は多い。
急いで内野席のチケットを買い、1塁側、早稲田サイドに入場する。ワシは別に早慶の関係者ではないのだが、なんとなく全勝の慶応に土をつけてほしくて、あと2週間前に見た早稲田の応援が楽しかったので、早稲田側に座ることにした。

入場すると、なんのことはない、まだ人は少ない。
応援団より2ブロックぐらい離れた通路側を確保して、2階席の様子を見に行った。
2階席もまだガラガラだ。とりあえず眺めの良い2階席で、ワシは焼きそばでビールを飲んだ。(ちなみにこの焼きそばは、球場の外で買ったもの)

東京六大学のリーグ戦は、同一カードで先に2勝すると勝ち点が与えられる。
慶応は、これまで4大学を相手に1敗もせずに、つまり8連勝で、最終カードの早慶戦に臨んでいる。そして昨日も勝ったから、今シーズン9連勝というわけだ。今日勝てば10連勝での、負けなし完全優勝だ。
だけど今日、早稲田が勝てば、1勝1敗、明日もゲームが行われる。早稲田も意地をみせたいだろう。

早稲田が先制、徳山投手踏ん張る

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試合開始1時間前、慶応の練習風景とスタンドの様子

試合開始1時間前を過ぎると、少しずつ席も埋まってくる。だけど、通路側とか、人気がありそうな応援団に近い席とか、3人以上で並んで座りたいとかなければ、試合開始30分前でもOKそうだ。
もっとも慶応の優勝が懸かった昨日はもっと混んだのかもしれない。

試合が始まった。
1回表、早稲田の攻撃、いきなり5安打をあつめて3点を入れた。
早稲田は2年生の徳山投手が先発。大阪桐蔭出身だというが、なかなか球速もあり、いいピッチングをする。ワシは高校野球はほとんど見てなかったのだけれど、もしかしてかなり有望な投手なのかな。徳山、5回まで0点に抑えた。
一方の早稲田は5回にも相手のミスもあり2得点を挙げた。

ラーメン食べて一休み

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「せい家」のラーメン。売り子さんの足が写ってしまったが狙ったわけじゃないのです。

ワシは途中、ラーメンを食べに行った。
前回、来た時に「おいしそうだな」と思った「せい家」のラーメンだ。前回、帰宅してから調べたら、ワシが知らんかっただけで、あちこちにある店みたいだ。わざわざ神宮で食べることもないかとも思ったが、おいしそうなので食べてみた。
確かにスープはおいしかった。チャーシューもいい。難をいえば麺のゆで具合か。これはたまたま今回がいい感じじゃなかったのかも。店の人も、あまり慣れてないアルバイトっぽかったし。

ちなみに内野の売店などはほとんど営業していた。
もっとも、ワシはプロ野球では神宮の内野に来たことがないから、プロ野球の場合は、ワゴン販売やら、メニューも変わるんかもしれない。

慶応の応援で埋まる外野席

試合は早稲田のエラーやら、四球連発などで、慶応が2点差まで追い上げる。

今シーズン慶応の調子がいいせいか、慶応側のお客さんが圧倒的に多い。
特に慶応側レフト外野席にも応援団が繰り出して、応援する人たちで席が埋まっている。対する早稲田側は、外野までは埋まっていない。

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慶応を応援する人で埋まるレフト外野席

だけど試合は結局、6-4で早稲田が逃げ切った。
エラーや四球も多く、ここらへんはやはり学生野球だなと思う。
それでも高校野球とはスピード感が違うし、エラーがらみのハラハラもあって、十分楽しめた。
これで1勝1敗、明日も試合が行われることになった。

 

 

【観戦記】2019年10月20日(日)明治vs慶応 <神宮球場>

プロ野球シーズンが終わって、野球に飢えていたワシは、神宮で東京六大学秋季リーグを見てきた。実際に神宮で観戦するのは初めての経験だった。
第1試合、早稲田vs立教に続く第2試合は明治vs慶応だ。

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明治vs慶応、試合開始だ

明治大学、ドラ1の森下投手が先発

11:00スタートの第1試合が延長12回まで行われてたため、14:30ごろ終了した。
そして第2試合は14:55開始と場内アナウンスがあった。
25分間で、守備練習、グランド整備が行われる。選手だけではない、応援団も大変だ。
試合後のエール交換を行ったら、早稲田大学応援団は楽器を抱えてすぐ撤収。14:45には次の明治大学応援代が入れ替わってスタンバイした。

この日の明治、先発は森下投手だ。なんと先週行われたドラフト会議で、広島が単独1位指名で交渉権を獲得した。
我らがベイスターズも、もしかしたら森下指名か、と囁かれたいた。
しかし広島は森下指名を事前に公表した。競合を避けたのか、それとも元々1位指名はしないつもりだったのか、ベイスターズは森下を指名せず、桐蔭学園の森選手を単独指名した。
かくして、広島が交渉権を取った、注目の森下投手である。

かたや慶応大学、捕手は中日から4位指名を受けた郡司選手、ソフトバンクから5位指名の柳町選手も先発出場だ。

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広島がドラフト1位指名、森下投手

内野スタンドからの観戦

さて前回の記事では、応援団の様子を書いたのだが、ワシのいた内野スタンドあたりの雰囲気も書いてみたい。
席を空けて座れるくらいの余裕はある。
見ている人は、やはり両校の関係者が多いみたい。特に第2試合の明治の時には、明治のスクールカラー、紫のタオルを持っている人が、ワシの周りでもちらほらいた。

若い人もいるし、オールドファンもいる。
しかし気が付いたのは、一人のオジサンが結構いることだ。まあ、ワシも「一人のオジサン」の中の一人なのだが。
中には、一人で黙々とスコアを付けている人もいたりして、本当の野球好きが集まっている印象だった。

おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんらしき4人連れが、明治大学応援団に向かって手を振っている。
きっと、明治に入学して応援団に入った我が子、我が孫を応援しにきたのだろう。
こういう風景も、なかなかいい。

試合は慶応のサヨナラ勝ち

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慶応大学、サヨナラ勝利!

試合は、4回明治が1点先制するも、5回に慶応がタイムリーで追いつき1-1。
延長戦か、と思われた9回裏、慶応が森下投手からサヨナラタイムリーで勝利した。
慶応大学は今季、負けなしでリーグ戦首位に立っているから、やはり強かった、ということかな。
森下、結局6安打を浴びたけど、そんな崩れたわけでもない。9回まで投げたしね。
試合終了は5:30くらい。照明塔も灯り、すっかりナイトゲームになってしまった。

初観戦の大学野球、思っていた以上にレベルも高いし、今日は特に延長戦あり、サヨナラありで、楽しかった。
ワシの席からは、1塁側の立教大学、慶応大学のベンチが見えたのだが、チャンスや得点した時のベンチの盛り上がり方も見ていて楽しかった。

高校野球では、相手校への配慮からか、あまり派手に喜ばないし、プロは「大人の喜び方」という感じだ。
だけど大学野球では、いかにも若者の情熱大爆発!といった喜び方をする。フォアボールでの出塁も、大喜びなのだ。思わず見ているこちらも、熱くなる。
ここら辺は、なかなか言葉で表現できないので、是非とも現地で感じてほしいと思う。

明治大学の応援団

応援風景も書いておきたい。途中からワシは、応援席の近くに席を移動した。
近くに来ると、ブラスバンドの応援は、迫力満点だ。

大学野球の応援の特徴だと思うけど、応援のリーダーが、大きな声だ応援席に向かって問いかけたりすると、みな一斉に「そうだー!」と声を上げる。
これは早稲田も同じだったから、伝統的な応援スタイルなんだろう。

明治大学は、チアの女子学生が何度か、そのリーダーをやっていた。小さな体で、声をを振り絞っていた。
試合開始前の応援で、その女の子が「慶応をぶっ潰すぞー!」と叫んでいたのにはびっくりした。
「ぶっ潰す」なんて高校野球ではもちろん言わないし、昨今のプロ野球でも、「〇〇たおせー!」っていうのは良くない、という意見も出ているくらいなのに、「ぶっ潰す」ていうのはインパクトがある。

ワシ的には、相手を侮蔑しているわけではないから、全然OK。前の記事でも書いたけど、しっかり相手をリスペクトするエール交換もあるわけだし。
ただ、可愛らしいチアの女子学生が発した言葉だったから、びっくりして、思わず笑ってしまったよ。

実は、ブログにアップしようと思って、応援風景も写真に撮ったんだ。
だけど、帰宅してから色々調べたら、応援席での注意事項に「写真撮影禁止」と書いてあった。ワシは一応一般席から、応援風景を撮ったのだが、そうか、応援の撮影はダメなのか。
そこで気が付いたのだが、確かにネットで調べても、応援風景、応援団の写真はなかなか見つからない。あれだけ特徴的で、盛り上がる応援をしているのに、画像がアップされないのは、撮影禁止だからなのだろう。

そう考えたら、なにも知らない初心者のワシは、マナー違反、ルール違反をしてしまって、お恥ずかしい限りだ。
だから、素晴らしい応援風景を写真で紹介したいのだが、やめておく。
このブログを見て、大学野球に興味を持った人がいたら、是非、神宮に足を運んでほしい。そして、選手の活躍とともに、応援団の活動ぶりも、生で感じてもらえたらいいな、と思う。

ワシ?ワシはもちろん、また見に行くよ!

【観戦記】2019年10月20日(日)早稲田vs立教 <神宮球場>

プロ野球シーズンが終わって、野球に飢えていたワシは、「そうだ、大学野球がある」と思い立ち、神宮で東京六大学秋季リーグを見てきた。実際に神宮で観戦するのは初めての経験だった。
試合の観戦記と言うより、初めての観戦レポートみたいになるかも。

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初めての東京六大学野球

東京六大学野球は、プロ野球がナイターで行われていなければ11:00試合開始、プロ野球が行われる日は10:30試合開始となる。それで、早慶戦の時以外は2試合行われる。

11:00から見るとなると、ワシの場合、かなり早く家を出ないといけないので、第1試合の途中からでもいいや、と思って出かけた。

球場に近づくと、ブラスバンドの応援演奏の音が聞こえてくる。
これまで、ベイスターズの試合を見に神宮へ行ったとき、まだ大学の試合が終わってなくて、何度か応援の音を場外で聞きながら待ったことがある。
そして、試合が終わると、学生服を着た応援団や、楽器を抱えた吹奏楽団が出てくるのを見かけた。その時も「あぁ、大学野球も楽しそうだな」と思った。

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内野・外野のチケット売り場

チケットは、1300円の内野席にした。
特別内野席は1500円で、バックネット裏の席で観戦できる。だけど、内野席だって、普段プロ野球では、ワシには高くて買えないような席だから、十分だ。
それに、応援席に少しでも近い方が、なんだか楽しめそう。

早稲田vs立教をまず観戦

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こんな感じの込みぐあい

12:40にスタンドに入った。
スタンドは、内野はそこそこ混んでる感じ。
隣り合って座らないといけないほどではないが、空いてもないから、閑散とした寂しさはない。むしろ、パッと見ると、結構入っている。
もっとも外野はさすがに空席が圧倒的に多いのだが。

第1試合は早稲田vs立教で、7回の表、早稲田が2点を先制し2-0となったところだった。
しかし、立教は7回裏、8回裏と1点ずつあげて、2-2のまま延長戦に入った。

大学野球の選手は、全く分からない状態での観戦だ。見ていると、立教のアンダースロー、中川投手がいい感じ。後で調べたら、学生代表に選ばれたこともあるみたい。頑張ってほしいな。

売店とビール事情

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売店の様子

さて、球場の様子だ。ワシはそもそも神宮の内野に入ったのは初めてだ。コンコースと言うのか、ずいぶん狭い感じだ。これはプロ野球開催時には、もっと行き来できるスペースが広がるのかな?
売店は、焼きそば、スナック系はいくつか営業している。ラーメンも売っていて、かなりの人が買っていた。これも後で調べたら「せい屋」というラーメン屋さんで、ワシは知らなかったが、家系ラーメンで知られているらしい。今度行ったら食べてみよう。

ビールは、人数は少ないが売り子さんもいる。
持ち込みはできるのか、事前に調べてもよく分からなかった。いつもプロ野球を観戦する時のように、缶ビールを紙コップへ移し替えるのかな、とか思ったが、紙コップの用意なんて、大学野球でしてくれてるのか不安だった。
結局今日は初体験だから、球場でビールは買うことにした。

案の定、入場口に紙コップは用意されていなかった。しかし、缶ビールや缶チューハイを持ち込んで、スタンドで普通に飲んでいる人もいた。
恐らく球場のルールとしては、「缶ビン持ち込み禁止」だとは思うのだが、黙認されてのかな。球場内のごみ箱にも、空き缶が普通に捨ててあった。
次来る時はどうしようかな…。やっぱカンの持ち込みは抵抗あるから、ビールは球場で買って、あとは水筒に缶チューハイ詰めてくることにしようかな。

さて、試合は、延長12回、早稲田が満塁から3塁打で3点をあげた。その裏も押さえて5-2で早稲田が勝った。

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12回、早稲田の攻撃で一挙3人が生還

大学野球の応援風景

大学野球は応援が迫力ある。ブラスバンドが加わっているし、チアの女の子もいて盛り上げてくれる。昔ながらの学生服の応援団も健在だ。
ワシは今回3塁上側に席を取った。第1試合は早稲田側だ。
初体験で、まず気が付いたところを上げてみる。

守備の時も応援する

守備の時も休まず応援は続けられる。もっとも守備中はブラスバンドの演奏は行わないみたいだ。ただ、太鼓は打ち鳴らすし、歌は歌うから、1塁側と3塁側の応援合戦になる。応援席にいる人は、守備中も攻撃中も常に声を出すことになる。

応援団は女の子が多い

ワシはこの日3塁側にいたから、早稲田と、第2試合の明治の様子しか近くで見れなかったから、この2校だけなのかもしれないが、応援団に女子が多いのに驚いた。
もちろん女子がいるのは、学ランを着た応援団員ではない。チア、吹奏楽が女子の活躍舞台だ。しかし、歌う時は圧倒的に女性の声のほうが目立ち、何だかとても新鮮な応援風景だった。

オールドファンが多い

応援席には学生応援団(チア、吹奏楽含む)の他に、学生らしき若い人もいるのだが、かなりの数のオールドファンもいた。おそらくOBか、昔からのファンなんだろう。

エール交換がある

試合終了時、勝った3塁側の早稲田応援団が校歌を歌って「フレー、フレー早稲田」とやっている間、気が付くと、1塁側の立教応援席が直立不動で3塁側を向いている。
そして早稲田が最後に「フレー、フレー、立教」とエールを送る。それに対して立教応援席が礼をして、今度は立教が歌い、最後にエールを早稲田に送るのだ。
おそらく伝統にのっとった手順があるのだろう。こういうのって、ワシは結構好き。ある種の儀式ではあるけれど、儀式から生まれる本当の心というものも、ワシはあると思うから。

なんだか、長くなってしまったから、第2試合は、また別記事に書いてみる。