ワシは如何にしてベイスターズファンとなりしか

ファンになった理由だけを書くわけではないのです。ベイスターズの観戦記を中心に、気ままに書いていきます。

ベイスターズファンへの歩み③【優勝と暗黒時代を横目に】

ワシと自己紹介と、昔話みたいなものを長々と書いてます。興味がある人は、読んでみてください。

1998年、ベイスターズ優勝

タイガースファンであったワシにとっても、ベイスターズは気になる存在ではあった。
だけど、相変わらず選手名もあまり知らなかったんだけどね。

横浜ベイスターズになって、ワシは嬉しかったが、相変わらずパッとしない印象だった。

だけど、そのうちニュースで、佐々木という投手がセーブ王に輝いたことを知った。鈴木尚典という選手が首位打者を取ったというニュースを聞いた。
そうして、とうとう1998年の優勝を迎えることになる。

ワシは、タイガースファンだったが、やっぱり嬉しかった。
テレビのニュースで見た優勝パレードは、忘れられない。まるでニューヨークのように、ビルから舞い落ちる紙吹雪の中を、選手たちがパレードした。
「あのヨコハマが優勝したか」と、ファンでもないのに変な満足感があった。

ワシがプロ野球から離れていた時期

ワシは40代に入っていった。
この年代は、プロ野球自体から、少し離れた時代だ。
こうしてみると、ワシのプロ野球との関りには波があるな、と感じる。特に40代は、甲子園球場にも行くことが、何年かおきになってしまった。2003年、2005年の優勝年は結局、甲子園には一度も行かなかった。

ベイスターズは暗黒時代を迎えていたが、まだファンでもなかったワシからすると、時々ニュースを見て、「ベイスターズ、負けまくってるみたいだな」とか「そういえば、最近ベイスターズの話題を聞かないな」みたいな感じだった。

ワシの仕事も変化を迎えていた時期でもあり、プロ野球に、それほど関心が持てない時期でもあったのだ。

そしてDeNA時代を迎える

2012年、ベイスターズDeNAという企業が買い取るというニュースを聞いた。

その何年か前には、ソフトバンクがホークスを買い取ったり、楽天が新球団を立ち上げたりして、新しい時代のIT関連の企業が、プロ野球に進出してくるのを、「ああ、時代の変化だなぁ」と、ワシはしみじみ感じていた。

楽天ゴールデンイーグルスができるとき、ライブドアによる新球団の話もあった。
ワシは詳しいいきさつは知らない。そんなワシがこんなこと書くのは、本当に申し訳ないのだが、当時の様子を見て「成長企業が新事業に手を出したがってるだけなのかな」と感じたりした。(いや、ほんと、あくまでも素人が受けた第一印象なんで、楽天さんやライブドアさんを非難する気なんて毛頭ないので…)

同じようにDeNAが買い取る時も「ふ~ん…」みたいに、ワシは妙に冷めていた。
せっかく「YOKOHAMA」というユニフォームだったのに、「DeNA」になっちゃうんだ…と寂しくもあった。まあ、ファンでもないのに、なんだけどね。

DeNA…どんな球団なんだろう…

ところが、それから1年2年たつと、なんか様子が違うな、と感じてきた。相変わらず、ワシの野球熱は低い時代だったから、試合を見てたりしたわけじゃないし、選手の詳細やらは、よく分からない状態だった。

だけど、ある時、小学生の子供がベイスターズの帽子をもらって帰ってきた。
聞くと、学校で全校生徒に配ったらしい。
チームの年間スケジュールももらって帰ってきた。

「営業熱心だな」と皮肉っぽく見ることもできたが、ワシには単純に、そう思えなかった。
ワシの家は神奈川と言っても横浜から離れた県西の方である。こんな地区の小学生にも、しかも全員に配るなんて…ただの営業熱心の一言では語れないな、と感じたのだ。

ワシは「この球団、本気なんだ」と感じたのである。

帽子を作るお金はもちろんだが、公立の小学校で配ること自体、きっと乗り越えるハードルはあったはずである。それに対する、批判や、意地の悪い見方をする人も出てくる可能性も承知のうえだと思う。

野球そのものよりも、このDeNAという企業のやり方に興味がでた。
単なる成長企業が新規事業に投資しているだけなのか…。いや、ボラティアでやってるわけではないから、当然、利益を得ることを考えてのことだろうけど、それにしても…。と感じたのだ。

まあ、かといって、その時点でワシが、「じゃ、球場へ行ってみよう」とか思ったわけではない。ただ、「DeNAかぁ…やるなぁ…」と、心の片隅に残ったのだ。

 

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