【観戦記】クライマックスシリーズ 1stステージ第3戦 2019年10月7日(月)DeNA vs 阪神 <横浜スタジアム>
雨のハマスタでベイスターズの2019年は幕を閉じた。あと一歩だったのに、と悔しい気持ちもあるけど、楽しいシーズンをありがとう!
雨が降る中、平良の先発で試合開始
夕方から雨の予報だった。予報通り、試合開始ごろから降り始めたけど、試合は中断することなく行われた。
先発は平良だ。9月は先発として試合が作れなかったことがあって、イメージは決して良くない。心配だ。とにかく行けるところまでいってくれ!と、ワシとしては応援するのみだ。
その平良、ヒットやらエラーやらで、毎回のようにランナーを出すが、なんとかしのいでいる。
4回、2アウト1、2塁で代打鳥谷が送られたところで、ピッチャー石田に交代。石田は一昨日の初戦で先発、4回を投げたばかりだ。
疲れか、プレッシャーか、鳥谷に対してフォアボールを出して、満塁となる。しかし、続く近本は何とか抑えてくれた。
ワイルドピッチで先制点を与える
ベイスターズの攻撃は、阪神先発の高橋遥人に苦しむ。4回からは島本に代わった。
無得点が続く。
ベイスターズは5回から国吉がマウンドへ上がる。しかし、6回にランナー3塁に置いてワイルドピッチ、ついに均衡が破れて1-0となってしまう。ワイルドピッチか~…。
もう声出しまくりで、早くも腹筋が疲れてきたが、そんなこと言ってられない。もしかしたら、この試合が今シーズン最後になってしまうかもしれないのだ。
なにしろ守備についているときも、ハラハラし通しで、1つアウトを取るごとに、自然と声が出てしまう感じだった。
阪神は、ピッチャーを島本、岩崎とつなぐ。
ベイスターズも7回、上茶谷が登板して、3人でしっかり抑えてくれた。上茶谷が先発してもよかったんじゃないの?とも思ったが、だけど、平良もなんとか抑えてくれたから、OKか。
ベイスターズも相手エラーで同点に!
7回、岩崎からフォアボールとヒットで1アウト満塁のチャンスを作る。バッターは伊藤光だ。打ったはいいけどサードゴロ。あぁ、ゲッツーか、と思ったら、サード北條がファンブル!1-1の同点に追いついた!
この日、ワシは初めて3塁側のFA席で観戦した。その正に、目の前での出来事だった。これは、きっとワシの応援の効果だと思う。もう周りは大興奮!!
引き続き1アウト満塁のチャンスが続く。ピッチャーはドリスに代わる。3ボールまでいって「押し出しか!」と思ったが、ここはドリスが踏ん張り、柴田、代打佐野と打ち取られてしまった。
あぁ、犠牲フライとか打てないのかな、満塁ではあるけど、相手は焦っているからスクイズとかで、ゆさぶれなかったのかな。
思わずがっかりしてたら、隣のファン歴長そうな年配の人と目が合った。その人はにっこり笑って「ベイスターズですから」とワシを慰めるように言った。
しかし、エラーがらみで勝ち越される
とりあえず同点にはなった。
しかし、そのすぐ後の8回表、エスコーバーは死球を与え、盗塁、暴投、犠牲フライで、ノーヒットで1点を献上、2-1となってしまう。
ベイスターズの攻撃とえらい違いだ。
その後、9回にはヤスアキが登板、勝利への執念を見せるが、阪神藤川に抑えられてゲームセットとなってしまた。
ワシ、しばし茫然。雨が降り続く中、選手が整列し、ファンに挨拶をする。そして、グラウンドには雨除けのシートがかけられた。
2019シーズンが終わった
なんというか…。
あぁ、終わったな、と言う感じだ。
ワシは、今年になってからハマスタに通い始めたから、ファン歴も浅い。
実は、昨年まで、いや今年の春まではタイガースファンだったのだ。
だけど、今シーズンはベイスターズを追っかけて、名古屋にも行ったり、よく球場に足を運んだ。
ここまで入れ込んで応援したことは、タイガースファン時代にはなかった。
そのシーズンが終わった。
悔しいことは悔しい。
一昨日の第1戦が悔やまれるし、遡れば8月の首位と0.5差も悔しい。
でも、いつもいつも勝てるわけではない。
永遠に試合が続くわけではない。
祭りはいつかは終わる。
だけど、祭りはまたきっとやってくるのだ。
ワシは、そのまま帰る気になれず、近くの居酒屋で飲むことにした。
そしてチューハイと唐揚げを食べて、居酒屋を出ると、もう人通りは少ない。
ふと、ハマスタの方を見ると、試合終了から1時間半くらいたっているのに、まだ照明塔が明々と灯されていた。
まだ撤収作業が続いているのだろうか。