【観戦記】2019年8月14日（水）ヤクルト vs DeNA ＜神宮球場＞

失点は15点、攻撃は、あわやヤクルト先発石川にノーヒットノーランされるのでは、という、信じがたい試合であった。

引用元：横浜DeNAベイスターズオフィシャルホームページ

濱口、初回で２ホームラン、7失点

 神宮でのヤクルト3連戦の3戦目。1戦はヤスアキでのサヨナラ負け、2戦は上茶谷の突然の乱調で再逆転負け。良くない流れを断ち切るのは、やはり濱口しかいない！と期待したが、結論、全く、全く、全くダメだった。

相変わらず、たくさんのベイスターズファンが詰めかけた神宮球場だ。今日これから起こる悲劇に、我々はまだ気が付いてはいない。

さて初回の濱口の投球である。
投球もなにも…死球と四球でランナーをためられたら、3番山田に3ランを打たれて０－３。あっという間だ。
ここらへん、ヤクルトのクリーンナップは、うらやましいくらいに仕事をする。1回表のベイスターズの攻撃では、1番桑原が四球で出塁しいたが、続く筒香はダブルプレーになってしまったのだ。

まあ、ホームランでランナーはスッキリいなくなったし、仕切り直しだ！と思っていたら、不運も重なって内野安打、タイムリーと続き、とどめの3ランで０－７となった。

2回からピッチャー斎藤に代わる。
その斎藤、3回に、ヒット⇒暴投⇒タイムリー⇒ヒット⇒（三振）⇒バント⇒タイムリー⇒タイムリー、と続いて、この回が終わって、０－１１。まだ3回だよ～！

攻撃のほうは、2回以降、三者凡退が続く。これ、ノーヒットノーランペースじゃないの？初回の四球がなかったら、パーフェクトだったじゃん。
もう、いっそのことノーヒットノーランを見せてもらおうかな。ノーヒットノーランに立ち会えるなんて、一生のうちにもうないかもしれない、などとやけくそ気味に思ったよ。

「EZ DO DANCE」で盛り上がる、ベイスターズファン

神宮球場でも回の間にアトラクションが行われる。5回には懐かしのｔｒｆ「EZ DO DANCE」に合わせてダンスタイムがある。
「HAPPY STAR DANCE」で鍛えられてるベイスターズファンは、結構、盛り上がるんだよね。今日みたいな完全負け試合でも、「楽しまにゃソン」という感じ。もっとも今日は、若干、ヤケクソ気味かな。

「EZ DO DANCE」で盛り上がるベイスターズファン

しかし、こういう様子見ても、ベイスターズファンというのは、明るく楽しい人が多いよね。ここらへん、かつてタイガースファンだったワシからすると、ファン気質の違いを感じるんだな。
いや別にタイガースファンが暗いとかじゃなくて、タイガースファンは、勝敗に対して真剣なんだな。ベイスターズファンは若いファンも多いせいか、とにかく楽しみに来てる人が多い。
どっちが良い悪いじゃなくてね、ワシは正直、どっちも好きなんだ。

ワシは茫然として、神宮球場コンコースをさまよった

6回、代わったピッチャー飯塚が2本のホームランを浴びて、０－１４になる。
ワシは席をたって、ふらふらとコンコースへ行ったさ。もう、気力なし。ほとんど神宮球場の中を歩き回ったことなかったから、もう今日はのんびり歩き回るか、と思ってね。

センター外野のあたりに、立ち飲みスペースがあった。これいいね。
ワシももう、ここで飲んだくれちゃおうかな、と思った。そこにはテレビモニターもあって、試合の様子が見れる。
しばらく佇んでモニターを見る。なんだか、ぼろ負けしているベイスターズを見ていると、悲しくなってきて、「やっぱり席に戻って応援しよう！」と思った。
こんなんで、嫌になってちゃダメだ！
そう思ったら、急いで席に戻りたくなってきたのさ。

伊藤裕季也、ノーヒットノーラン阻止、意地のホームラン

7回が終わって０－１５。ベイスターズはいまだノーヒットだ。
やっぱり、ノーヒットノーランされるのなんて見たくない！

そうしたら、奇跡が起きた。
8回、伊藤裕季也のソロホームランが飛び出して、ついに１－１５！ノーヒットノーランを阻止した。
すごいよ、ユキヤ。君は本物だ！

ノーヒットノーランの夢を絶たれた、ヤクルト先発石川は、8回終了時で降板。
9回は代わったピッチャー坂本から、ヒットやフォアボールでつないで、ついに押し出しフォアボールで2点目を入れて、最後の意地を見せた。結果２－１５で終了。

最下位ヤクルトに3タテを食らった、この三連戦。これから広島、阪神、そして読売と試合が続くのに、大丈夫なのだろうか…。

【おまけ】神宮の花火ナイターはよかったな

神宮３連戦、ワシはすべて観戦した。神宮では花火ナイターとやらで、途中花火の打ち上げがあった。これ、結構みごとだった。3日続けてみたけど、毎日少しずつ内容も違っていて、楽しめたな。
これで一つでも勝ててれば、本当に楽しい神宮ナイターだったのに…。