ワシは如何にしてベイスターズファンとなりしか

ファンになった理由だけを書くわけではないのです。ベイスターズの観戦記を中心に、気ままに書いていきます。

【観戦記】2019年8月12日(月)ヤクルト vs DeNA <神宮球場>

これは…ワシにとって、忘れられない試合になりそうだ。あのヤスアキが、2ホームランを浴びて、サヨナラ負けをくらってしまったのだから。
思い出すたびに、涙があふれそうだよ。

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引用元:横浜DeNAベイスターズオフィシャルホームページ

神宮球場ベイスターズファンがたくさん!

お盆休みだから、頑張って神宮球場へ行ったさ。
新橋から銀座線を使ったんだけど、新橋からすでにわがベイスターズのブルーのユニフォームが目についた。ワシは自宅が遠いから、ユニフォームはいつも途中で着替えてるんだけど、いかん、ワシも早く着替えなければ、とトイレに入って急いでユニフォームに着替えた。

外苑前駅についても、目立つのはベイスターズファンだ。みんな気合が入ってる感じ。
球場のゲート前にあるグッズコーナーも思ってたより充実してる。

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先発は2軍から復帰してきたばかりの東だ。
内野指定席Cのワシの席からは、東が投球練習をしている姿がよく見える。
神宮球場は、前のほうの席をとると、フェンスも低いし、ファウルグラウンドも狭いから、とても選手との距離が近くなる

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東がんばれ!

【余談】スワローズのマスコット、「トルクーヤ」について

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レフトスタンド前でダンスする、トルクーヤ

さて、スワローズといえば、つば九郎である。ヤクルトファン以外でも、つば九郎は好きっていうプロ野球ファンはいるだろう。ワシも、つば九郎は好きなのだ。
しかし、スワローズには、他にトルクーヤというキャラクターもいる
トルクーヤは基本、ヒーローっぽいキャラだと思うが、半分以上ギャグが入っている。つまり「カッコよさ」を求めているヒーローではない。
トルクーヤは、でっかいヤクルトのビンを背中にしょっている。もうその時点でギャグだ。
ただ、ネットでみても、つば九郎の話題はたくさん見つかるが、トルクーヤの話題はあまり見ない。ワシにとっては謎のキャラクターなのだ。これはつば九郎のキャラが濃すぎて割を食っているところもある気がする。

で、試合開始前、ヤクルトのチアダンスチーム「Passion」がパフォーマンスをしているときに、トルクーヤがレフトビジター席前に来てダンスを始めた。「Passion」のダンスとは全く振り付けも違うのだが、このダンスが実にうまくて、ビックリした。トルクーヤってダンスが得意だったんだ

東から国吉へ、不思議な継投

さてさて、試合である。

東はヒットも打たれ、2回にはソロホームランも浴び0-1になるが、3回4回5回と無難に抑え、しり上がりに調子を上げてきている感じ。
対するベイスターズは、4回に細かくつないで2点をとり、2-1と逆転する。

6回、東は内野安打でランナーを出して、2アウトを取ったところで、国吉に交代する。
これは意外だった。打ち込まれたわけでもないし、ピンチというほどではないし、球数もまだ90球いっていない。そもそも、2アウトを取っているわけである。
そして国吉が打たれて、2-2の同点にされる

こういう継投はラミレス監督、謎である。ラミレス監督を非難する声もネットには見受けられるが、ワシは単なる野球ファンだから非難する気はない。
だけど、なぜ変えたのかはとても興味があるし知りたいと思う。相手からすれば、調子を上げてきた東が思わぬところで交代してくれて、ラッキー!と思ったはずだよ。

ベイスターズ勝ち越し!そして9回裏へ

試合は、お互い継投に入って、なかなか得点ができない。
そんな中、9回表に敵のフィルダースチョイス筒香のタイムリーで2点を挙げ、4-2と勝ち越す筒香も打って、2点差をつけて、後はヤスアキで決まりだ!

ベイスターズファンの100%は、勝ちを確信しただろう。ヤスアキが出てきた時点で、嫁さんに促されて風呂へ入った人もいることだろう。
敵地にもかかわらず強烈なヤスアキジャンプの大歓声の中、山崎康晃が登場した

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バレンティンのホームラン、まだまだ1点差だったが…

しかし、
この回の先頭バッター、バレンティンに初球を運ばれホームラン、4-3と1点差
一瞬凍り付いたビジター応援席だが、まだ1点差、ソロホームランでかえって良かった、ランナーはいないし、と少しほっとした。

しかし、
次の打者にはちょっと不運な内野安打。
でも、数々のピンチを切り抜けていたヤスアキだ、大丈夫、と、ベイスターズファンの98%は思っていたはずだ。

しかし、
次の打者、村上の初球、打ち上げられた打球はセンターフェンスを越えていった。
センター桑原がフェンス際でジャンプするが、届くはずがない。逆転のサヨナラホームランである

山崎康晃へのワシの思い

ああ、これを書いている今も、泣きたくなってくる。

単純に、悲しいとか、悔しいとかでは表現できない感情だ。
次の日になっても、ワシは考えたよ、この感情の意味を。(お前、そんなこと次の日にも考えてんのか、と突っ込まないでくださいな)

ワシは確かに、負けてガッカリした。悔しかった。絶対勝てたのに、と。ファンならばみんなそうだっただろう。
でも、ヤスアキは責められない。これもファンならば責めれる人はいないだろう。これまでの彼の仕事ぶりを思えば、彼だって常に完ぺきではないのだから。

だけど、ヤスアキは、きっとそんなファンの気持ちもわかっている。

ワシは、ヤスアキはファンサービスでは球界随一だと思っている。サービスというとビジネスっぽいが、ファンの気持ちをよくわかってくれてる選手だと思う。だからこその、ファンサービスなのだ。だからヤスアキは、マウンドを降りればいつも笑顔を絶やさずに、ファンにメッセージを送り続けてくれる。

そんなヤスアキだから、ファンに申し訳ない気持ちは当然あるだろうし、その打たれた自分をファンは許してくれている、そういうことも分かっているはずだ。
だけどヤスアキは、ファンやチームメイトが許そうが何だろうが、抑えれなかった悔しさに苦しむのだろう。チームとファンのことを思って。

なんだか熱くなって、勝手な想像で書いてしまった。
だけど、ヤスアキならば、あのヤスアキならば、ワシの想像も外れてはいない気がする。

なんだろーな、このヤスアキと、今回のサヨナラに対するワシの感情は。
平たく、そして結論だけシンプルに言ってしまうと、こういうことかもしれない。

「ワシのヤスアキにひどいことをするなよ!!」